スカイマークは、2012年3月25日に就航を開始した関空発着路線の搭乗率を発表しました(3月25日~3月31日)。
「大阪(関西)-札幌(新千歳)」線は86.4%、「大阪(関西)-那覇」線は97.3%の搭乗率。
札幌線は3月としては十分な搭乗率、那覇線については毎日がほぼ満席状態という、予想以上の数字です。
また、就航する前から運休が決まったという前代未聞の路線である「大阪(関西)-東京(羽田)」線は36.9%の搭乗率。
夜間に1日1往復だけという運航ダイヤや、他社便との競合で存在感が薄いのも要因かもしれません。
また、成田発着路線(成田シャトル)の搭乗率は、48%台~68%台と、まずまずの数値。
WEBバーゲンで780円・980円といった割引運賃も打ち出し、話題にはなりましたが、各路線とも本数が少なく、他社も含めた羽田発着便に比べると利便性がやや劣る面が否めません。
都心から成田空港までのアクセス(特に電車・バスの運賃)もネックで、普通列車でも乗車券だけで1,000円以上かかるという高い負担感も、今後の課題になりそうです。
[成田発着路線、2012年3月の搭乗率]
札幌(新千歳)線 61.1%
旭川線:48.9%
神戸線:48.0%
福岡線:68.3%
那覇線:55.7%